【今日のコラム】真剣に考えとけば良かった。ヒートショック対策! その2 2018/10/24

では、前回の「真剣に考えとけば良かった。ヒートショック対策!」の続きで
具体的なヒートショック対策についてです。

「風呂場の方で「バタンッ」という音がしたので覗いてみたら、父が裸で倒れていました。」
今年75歳の父と同居するAさん。雪の降る12月の終わりに、父が突然、浴室で倒れた。
駆け付けた救急隊によると、どうやらヒートショックで心筋梗塞となり、それが原因で急死した
らしい。ヒートショックは、室内ごとの温度差が大きい家ほど起こる可能性の高い事故だと言われている。
Aさんの父の場合、寒い脱衣場で服を脱いで体の表面温度が下がった状態で、急に温かいお湯に浸かった
ことが引き金になったと考えられた。
誰にでも起こり得るこの事故を防ぐためにはどうすれば良いのか。大切なのは、建物内の温度差をなくすことです。
ヒートショックが起こる可能性が最も高い場所は浴室です。エアコンなどで常時暖かい状態の自室やリビングと比べ
ると、暖房機器のない脱衣場の温度はどうしても低くなってしまいます。どうすればこの温度差をなくせるか。
もっとも手軽な方法は、セラミックファンヒーターの設置です。工事不要で、電源さえあればすぐに使用することが
できます。また、高齢者でも手軽に持ち運びできるので、使わない夏場の片付けもラクです。

長くなりましたので、その他のお手軽対策については次回ご紹介いたします。